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見えない線が見えてくる

こんにちは

 

 

町を歩いていると、ふと見えてくる線があります

 

それは屋根の形をみると、浮かび上がって来ます。

 

 

 

例えばこちらのお宅

 

リズム感のある変化を感じられる正面デザインですね。

 

 

でも、この屋根の形を見ると

 

我々、建築に携わる者にはこんな線が見えてきます

 

 

これは10m高度地区に掛かる「斜線制限」という規制のラインで

 

住宅の環境を維持することを目的として定められた

 

範囲で建物を建ててくださいね、という高さ方向の上限を示すものです。

 

土地を購入される方は「用途地域」という言葉を耳にされる事かと思いますが

 

名古屋市ではその用途地域区分の中で「第1種低層住居専用地域」「第2種低層住居専用地域」

 

に、この制限が掛かります。

なので、よくよく見るとお隣も赤線の中に納まるような屋根の形が見て取れることと思います。

 

街並みを眺めていてこうした屋根を見かけると

 

お、カッコいいな

 

という想いとともに、ここは第1種低層住居専用地域だろうな…斜線掛かってるな~

 

なんて会話が同僚の中で交わされるのが、建築界隈あるあるですね笑

 

他にも高さに関してはいろいろな制限があり

 

この様に斜めで引かれる線が有るので

 

街中に行くと、ビルの形なんかにも注目されると面白いかもしれません。

 

 

新築住宅部 設計士   
新築住宅部 設計士
血液型 B
趣味 工作・DIY(下手の横好き)
コメント 構造、省エネなど品質の設計を通して皆様のお住いの 「安心・安全・快適」を支えて参ります。

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